陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

結果主義のもたらしている弊害

結果主義のもたらしている弊害

「企業の目的は利潤追求である」
この言葉が一人歩きしていろんな毒を流している
これは、陶芸体験の時に結果にばかりこだわり
人の評価ばかりにこだわるのと一緒です

これは左脳的な結果(目標)ばかりを見ている言葉であり
すべての原点である右脳的な原因(目的)を見ていない

企業の目的は「社会貢献」にあり、その結果目標として「利潤追求」がある

仕事が利潤を上げ継続していくためには
その仕事が役立ち価値を生み出していること
顧客が支払ってくれたお金以上の満足を与えることで
拡大再生産の流れが起きてきます

片目の利潤追求しか見ない社会だと
人間の「存在意義」とも関連して
社会に多くの不都合な事をまき散らすことになる

この表面だけしか見られない人たちが
左翼思想に取り込まれていきます
野党のときは反体制の思想を持ち
体制側に入ると、逆に全体主義の考えを持つようになります
現代のマスコミの多くが、この思想の毒にやられているようです

人として一番気になるのはどうしても結果
誰であれ、順境の時はいいが
逆境の時や 欲が強すぎるような時
利潤を上げるための方法論に歯止めがかからなくなる
法律に触れさえしなければ何でも有りの世界
ちょっと考え違いをするだけで、非合法な手段もとる
刑法で罰される事や 良心の呵責を無視すれば
結果を上げる一番手っ取り早い方法は
他者の積み上げたものを横からいただく事になる
刑法犯の増加や企業犯罪の多くが
このような流れの中から起きている

この結果主義の傾向が
そううつ病など 精神障害の原因にもなっている
心の中まで結果ばかり見ているからです
その成果が自分の理想としないレベルの時に
簡単に、極端に落ち込んでしまう
順調に行っている時に心の価値を見ていないからです

心の中に、その成果を産み出す為に必要な種さえあれば
表面的な評価に反応しすぎることなく
例え落ち込むような状況が有ったとしても
なんなく耐える事ができるでしょう

両目で見る事をしなければ
蛇行しガケにぶつかったり谷に落ちたり
曲がりくねった山道のような人生を無事に歩む事はできない

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional

備前焼