陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

FrontPage/2020-07-22

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お金の本質?

お金とは、価値を代弁するモノ
価値とは、信用
信用とは、思い込みでもあり、洗脳でもある
そして、その信用は大きな力を発揮する


本来価値の無いモノでも
多くの人が支持すればその信用は確立する

これは、単にお金や物の値打ちだけにとどまらず
政治的、哲学的、宗教的な面にも全てに関係する

信用と信仰とは、似ている
そこに流れている要素は「信じる」ということ

ただ、何を信じても良い訳でないことは誰もが理解しながら
右往左往するのが人々の心だ

何事にも「良い子、悪い子、普通の子」があり
善悪の判断が有り選択し
その強弱が有りオンオフを繰り返す

良いと思われている事でも
過ぎれば悪になり
悪いと思われている事でも
少量なら善にもなる

政治的な事でもこんなことわざが有る
「地獄への道は善意で舗装されている」

優しい政策は、人々に受け入れられやすく
厳しいと思われる政策は理解されにくい
ただ、優しさは人々の自助努力の精神を弱める傾向もある
リベラル、民主的、左翼的に人々に寄り添っているような政策が支持される傾向がある

それらは、結局は、政府に依存し
多くの税金を政府に集め大きな政府の力で
政府に面倒を見てもらおうとする傾向に進む

ただ、政治家や官僚たちがする仕事が民間より優秀とは限らない
逆に、その仕事は人々の信用を得ようとして
どうしても優しい方向に向かう
人々にとって厳しい政策は理解されにくい面と
詭弁として利用される面もある

個人でも企業でも国家でも
右するか左するかの判断とその加減は常に難しい

子育てなどは、
小さい頃は、優しさが大部分で厳しさは少ない方が良いが
成長するにしたがってその比率を変化させなければその子にとって良くない面が出て来る
その子の個性の違いも有り難しいモノだ

ただ、大人となったならば
優しさを受けてばかりで良い訳も無く
自らが優しさを社会にお返ししていく姿勢が不可欠だろう

いま、給付金がいろんなところで実施されている
必要な場面も有るだろうが
これが過ぎれば色んな所で財政赤字を増やすのみならず
国民の民度を下げ依存心に支配されて
経済の地力を失わせてしまう

財政赤字を解消しようとして増税が待っているが
政府が紙幣を直接発行したりしてその資金を賄おうとすれば
その通貨の信用は無くなっていく

日本は、民間の持っている貯蓄は世界一とも言われる
その資金力のプールで借金が1200兆円あっても円の信用は崩れていない
政府が円建てで国債を発行して借金しようとしても借金しやすく
国債の金利が高騰して借金出来にくい状況ではない

しかし、国民の民度を下げ続けると借金の限度はあっという間に目の前に来るに違いない
仕事も中国などの外国に移し、国内での仕事を減らしていっては国内の所得は目減りする
グローバル企業ばかりが収益を上げ
格差は拡大し国民全体の貯蓄も底をつき
アリとキリギリスではないけれど時期が来れば野垂れ死ぬような状況も来る

いずれ国債発行での借金がしにくくなると
国民の貯蓄に課税をして資金を集めるしか政府の資金を賄う事が出来なくなるだろう
現に今、貯蓄税なるものが検討されていると聞く
その為に、マイナンバーカードの普及を広め貯蓄と紐づけして税金として集めやすくしているようだ

このマイナンバーカードもよさそうに見えて悪しき面が有る
このカードが社会にとって不可欠でないのなら
悪しき弊害を引き寄せないためにも普及する必要は無い

直接お金を発行する方法も様々有るようだが
そうすると円の価値は暴落することは目に見えている



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