FrontPage/2024-09-14
窯焚きが始る
その段取りを考えているのだが、それにつけても私の作った窯は、面白い。
長所もあり、同時に短所もある。長所を生かしながら、短所を補う。
あまり言い過ぎても問題なのだが、単に焼き上げるだけなら人がつきっきりで焚く時間が2昼夜だけでも可能だ。
もちろん、もっと時間をかけるのだが、45センチ角の棚板換算で100枚以上使う。おそらく、そんな窯は見当たらないのかもしれない。
薪も半分以上は、丸太のまま使う。細い加工された薪は、作品のそば近くで使い、30センチぐらいまでの丸太はそのまま使う。
しかも、松枯れがきて、水分が抜けたものなので扱いやすい。
枯れ松で火力が弱いということを意識したことは皆無だ。
放っておいてもじわじわと燃えてくれるので常に付き添う必要が無い。
欠点は、オキをセンバなどでかき混ぜる必要がないために、灰が舞い上がりにくく黄ゴマの表情がつけにくいことだ。
とにかく、時間的、労力的、コスト的には有利である。
この窯で7個目だが、その理屈を分かって作ったわけではない。
偶然という言葉を使うけれど、その方向に導かれていったのは事実である。理屈は後からついてきたのであり、本当には理解できていないかもしれない。
結局、運が良いということ。その運もいつも使っている図の流れでながれてくるようだ。
良いインスピレーションも、この流れと共にやってくる。
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