陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

政教分離

政教分離

政教分離については、色んな考え方がある
基本的には、政治が一つの宗教に加担したり
弾圧したりしてはいけないということだろう

現実には、宗教団体が政治組織と一体であるケースは多い
国内にもあるし、海外ではキリスト教を背景にした政治組織は多いし
イスラム教とか他の宗教を背景にしている政治団体も多い

中国や北朝鮮、キューバなどの共産、社会主義国では
無宗教という組織が一党独裁で牛耳っているような
政治と宗教が分離されているようにみえて
逆に一つの思想信条のみで縛られている不自由な国家もある

どちらにせよ、原点に返って考えると
全てが陰と陽で成り立っているように
自分の考えを持っていない人がいないように
思想信条を持っていない人はいないのだ

もし、思想信条も無く政治や経済を営むとすれば
それは、獣の世界であり愚かなことだと知る必要が有る

利害のみでつながっている政治組織であるなら
利害の一致が見られる時は良いとしても
利害が相克するような場面において紛争の絶えることはない

日本の現在の政治組織を見ても似たような事が起きているようだ
世界観も違い、宗教も違うのに
政策が少し似ているというだけで結びついたり

ただ、政権を捕りたいという自己中の野望だけでくっついている組織もある
共産党や社民党は、比較的同じ思想で結びついているのだろう
ただ、中国や北朝鮮と同じ精神性なので
彼らに任せていると、かの国と同じような結果に進むことになる
なぜなら、逆説的に言って政教分離でなく
政教一体であり、一党独裁であるからだ
ある意味イスラム教やユダヤ教よりも一神教的な要素が強いのだ
その自分たちの考えのみが正しいとして彼らなりの理想を抱いている
その恐ろしさ、その愚かさを歴史に学ぶことなく
いまだに存在し、それを支持する人たちがいる

あらためて言うならば
政教分離などあり得ないのだ
政治という行動学(理)と宗教という宗教学(情)とは
陰陽の関係、紙の裏表の関係の如く
切っても切り離すことの出来ないものである

その思想の中身の正しさの探求なくして
より良い政治がなされ、より良い社会が造られる事はあり得ないことだ
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