陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

メンタルヘルスと体験

メンタルヘルスと陶芸体験

うつ病などで心のバランスを崩す人が増えているという。
その原因は、陰陽のバランスが崩れているからであり、
その陰陽のバランスのために、土ひねり陶芸体験は貢献できます。

人が何かを考える時、2つの面で考えています
好きか嫌いか    ・・・・ 権利
プラスかマイナスか ・・・・ 義務
これは、
右脳的な「心」で考えること
左脳的な「頭」で考えることと考えても良いでしょう

どうやら、政治経済でも、人生でも
いろんな不都合なことが起きたりするのは
いろんな判断が蛇行したりしているからではないだろうか
頭だけで考えたり、心だけで反応したりしているためのように見えます
蛇行することで色んな社会問題が解決できずにいるのではないだろうか

誰もがかかる「そううつ病」など、蛇行現象のわかりやすい例でしょう
うつもそう状態も、共に結果主義になっているために起こる現象です
この躁鬱状態というのは、比喩でみると
デフレとインフレ、左翼思想と全体主義とか政治経済の中にも有ります

簡単に陶芸体験で例えるなら次のような説明が出来ます
作り方の説明の中にも2つの面があり
頭で作る面と
心で作る面とがあります

頭で作るとは、どんな物を作りたいのか?
そのためにはどうすれば良いのか?
要するにハウツーの面ですので説明がなされます
これは、「目標」結果にあたります ・・・・(陽)

しかし、心で作るとは、ここがわかりにくいですが
単純に言うとするなら「楽しんで作ってください」となります
そもそも、何故作ろうとしているのか?
これは、「目的」にあたります ・・・・(陰)

陶芸でも仕事でも勉強でもスポーツでも
何でも一緒ですが、最悪の状態は、結果主義になってしまうことです
頭で考えるべき事を心で考えてしまうということ
目標を目的と誤解すると苦しくなります
目標は目的の後に在ります

心の中まで結果主義になっていると
他者からの評価が気になってしまいます
なかなか思い通りの形にならないときにつまづいてしまいます
作っていて楽しくないはずです

もちろん、一生懸命に形を作っていくことはとても大切なのですが
心の中まで、その結果のことで埋め尽くされると最悪です

心の中は無心で良いのです
よだれを垂らしながら、無邪気に無心に
一生懸命に努力して土と格闘すれば良いのです
たとえ、思い通りに出来なくても
たとえ、形がゆがんで変になっていたとしても
素直に作られた作品は、不思議と勢いがあり、力があります
その心の生地がそのまま映し出されるせいか
結果としてもステキな作品になります

逆に、手慣れてきて、その心の中に色んな濁りが混ざってくると
姿形は良くても何となくおもしろみの無い物になります
ほめなければしかられるような雰囲気が出ているのかもしれません

制作上の注意をよく聞いて、慌てずにコツコツ作ればいいですし
土が形を変えていくのを楽しめば良いのです
思ったようにならなかったとしても
思った以上の作品になっているかもしれません
思っていた以上の成果につながる事だって有るはずです
過程そのものも楽しむべきです

これは、人生と一緒であり
目標は大事ですが、人生そのものの目的、その本質を失っては不幸です
人生とは何か?人生の目的とは何かをつかむことは難しいかもしれません
しかし、素直に素朴に原点回帰すれば見えてくるでしょう

どちらにせよ、そこには、どんなに小さくても感動というモノを伴っているはずです

その小さな感動を寄せ集めてみると見えてくるでしょう

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