FrontPage/2022-11-05
政府の仕事
政府の仕事とは何だろうか。
政府は、徴税権だけでなく、通貨発行権を持ち一般企業より大きな仕事をしている。
ということは、日本経済に大きな貢献が出来ていなければおかしいのに、景気の低迷が続き、国民の貧困化が現実となっている現状を観ると、その仕事が価値を生まず実質的な経済に貢献していないことが判る。
政府組織ばかりが大きくなり、役に立たない独りよがりの仕事、価値を生まない無駄な仕事ばかりをやっている可能性がある。
国民に、ただお金を配ることを仕事と勘違いしているのかもしれない。
MMT論者たちのように大きな政府を理想とする考えも有るが、それこそが大問題だろう。
多くの人材を使い、多くの資金を使えば、政府の支出は国民の所得になるとして財政出動を勧めるが、その仕事の質を考えるべきだ。
経済低迷の大きな原因は、大きな政府にある。
大きな政府は、無駄な仕事を作り出し、やっている感を演出する傾向を持つ。
砂糖菓子のような優しさは、骨まで溶かして自立できなくさせる可能性もある。
厳しさとやさしさのバランスが大切であり、国民に自助努力の精神を養ってもらわなくてはならないのに、バラマキが中心になりがちだ。
「地獄への道は、善意で舗装されている」ということわざを肝に銘じるべきだ。
結局は、何が善くて、何が悪いのか、見極める力が落ちているという事。
それは、唯物論、無神論が蔓延しているのが大きな原因だろう。
神仏への信仰心が無ければ、善悪の判断も狂ってくる。
優しさと厳しさのバランスもくるってくる。
あの世、霊界が無ければ、神なる存在も有り得ない。
神の代わりに各自が主たる神となって、それぞれの価値観で判断するために、自己中心的になり神の願いから遠く離れることで運が悪くなり、その蓄積が社会を腐らせている。
打開策は、政治家や官僚、公務の給与を収益(GDP)に応じて払うようにするという方法もある。
だが、ここまで既得権益のクモの糸が張り巡らされている以上、江戸末期のように大掃除しかないのかもしれない。
憲法改正はもちろんのことだ。