陶玄郷

フラクタルの森で薪だけを使い備前焼を焼きながら迷走、瞑想している玄明のホームページ

経済の未来

経済の未来

フラクタルの森では、複眼で見る事を勧める

お金の価値を考える時
株価、債権、通貨、いろいろあるが
表面に見えている数字的価値と
その価値を支えているモノがあり成り立っている
その両方を見る必要が、本当は、ある

価値を支えているモノ
シンプルに突き詰めてみると
結局一つの言葉に行き着くだろう
それは「信用」ということ

では、アベノミクスの金融緩和だけでなぜ株価が上がったのか?
会社の信用が上がったからなのか?
確かに市場に血液である通貨が増えるということは
資金の流れが仕事を押し上げ雇用も増えて消費も増えるだろうということで
企業業績が上向いていくだろうという予測は成り立つ

しかし、最近銀行員から聞いたのだが市場の資金需要は増えていないという
駆け込み需要もあって売り上げが伸びているところもあるようだが
増税後の冷え込みなども心配してか
積極的な新たな産業への投資などふえていないようだ

金融緩和、量的緩和で増えた数字が、単純に株価に移っているだけなのかもしれない
銀行に廻った資金が、また安全な国債へと流れているだけなのかもしれない
このままでは、おかしな事になるの予感がする
これは、アメリカも同じだ
株価は上がっているが、企業の価値が、その信用が上がっているのではなく
単純に市場に出たお金の行き場所が無くて株の方に行っている可能性がある
これを続けるとどういう事になるのだろう

比喩で人間に置き換えて見ると
あまり働いて動き回ってもいないのに
どんどんどんどん、食べ物を詰め込んでいるに等しいのかもしれない
これでは、間違いなく病気になって倒れることになる
動けなくなってしまう

それだけ高カロリーの食べ物をとるのなら体を十分に動かすべきなのだ
やるべきは、「信用」という中身の本質を増やす必要がある
これは、第三の矢の事の成長戦略かもしれないが
結局は、社会が、世界が、よりすばらしいモノとなるような「仕事」を増やすこと

ここで、よく勘違いが起きる事がある
内向きになってしまうことだ
進歩にブレーキをかけても調和を優先させようとして
人々に優しい社会を作ろうとしてしまうこと
社会保障を充実させようとしてもその原資は「仕事」が産み出してくれるのだ
このことを忘れ
国民受け、選挙対策で優しい、聞こえの良い政策を打ち出す傾向が有る

自転車は、こぎ続けなければ倒れるように
リンパ液は、筋肉が働いてくれることで流れてくれるように
経済の好循環を支えてくれる要素を抑える必要が有る

アメリカは、あれだけの量的緩和をしながら内向きになっている
量的緩和で流れた資金は、途上国などにも流れているが
その緩和にブレーキがかけようとタイミングを見ているようだ
世界に流れ出した資金が引き揚げられる段階でどんなことが起きるのだろうか

日本も左翼思想の抵抗や、見通しの甘さで成長戦略も不十分だ
その価値の中身である「信用」を埋められないということは
ある意味バブルなのだろう
このバブルの泡がはじけ始めるとなにが起こるのか

破綻した国家は、戦争を起こすしかないような状況にもなるだろう
中国、韓国、北朝鮮の連合勢力は、反日教育を続けている
国民の不満を解消させるためにはもってこいの状況
日本という経済大国は、格好の生け贄とされる可能性も有る

日本は、世界がよりよき仕事を増やしていけるように
TPPも前進させ
原発も怖いからと言って産業の米であるエネルギーにふたをすることなく
新たなフロンティア精神を持って新たな産業を育成するべきだろう

財政赤字など「信用」の視点も加えて見る必要がある
その社会の信用が加算されていく方向なら何らおそれることは無い
その社会の力が増強されれば
必ず経済の循環はプラススパイラルを起こし赤字体質から抜け出せる
しかし、国民を甘やかし社会が衰退していく方向の中で貿易赤字がふくらむならば
財政赤字の膨張は、これは大変だ

日本は、オリンピックも控えてチャンスの時期
リニア新幹線で列島を貫いて
東京を世界に誇れる未来都市に改造したり
東北の被災地に未来型地方都市の建設
(海岸線に巨大な防波堤を延々と作りせっかくの景観を損ねるようなことはやめて防災型集合ビルを建設するとか)
日本を繁栄させ、その力で持って世界中にその波を広げていく
戦前、台湾や朝鮮半島に投資してその文化経済レベルを飛躍的に向上させたように
(台湾の統治は長かったので親日の人たちが多いけれど、朝鮮半島は短かったのと地政学的に難しい地域なので、その歴史は無視されているが)
今度は、企業の力で、経済の力で、国を越えて協力していくべきでしょう

天(仏神)から見ても、
財政赤字がどれだけ増えようが、天(仏神)が影ながらも応援したくなるような
それに見合う中身の有る働きをしているような社会であれば
どれだけお金を増刷しようが、
天(仏神)からの信用を裏切らない限りは必然的に良い循環が起こるだろう
天(仏神)が感動するような仕事をしようとしている国家、国民のために

天が助力を惜しむはずはない

2014年3月

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